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Stellar(ステラ)|個人を対象にした分散型台帳プラットフォーム

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今回はStellar(ステラ)、及びそこで流通するLumens(ルーメンス)というアルトコインの特徴や時価総額、購入できる取引所について取り上げます。一言で言うと国際送金プラットフォーム、という感じなのですが、一体何が特徴なのでしょうか。

Stellar(ステラ)とは

一言で言うと『分散型の台帳プラットフォーム』です。
元々はジェド・マケーレブというリップルの開発メンバーが、リップルから分かれる形で2014年にスタートしたものです。

国際送金や決済はとにかく不便

Stellar自体の説明に入る前に、Stellarが対象としている国際送金や決済が今どのようなシステムで回っているのか簡単に解説します。

例えば日本からアメリカの大学の指定された口座にドルで学費を払いたい、とします。
日本国内同士の送金であれば、銀行名と口座番号を指定すれば最速でその日にお金を送金でき、ネット銀行であれば手数料をかけずに送金できる場合もありますが、海外送金はそうもいきません。

通貨の交換が不便

まずそもそも多くの人は日本では日本円で預金しているので、ドルに交換する手続きが必要です。大体の銀行では1ドルにつき1円程度の手数料がかかります。

手続きが煩雑で遅い

加えて、海外に送金するには大量の情報が必要です。相手先の(海外口座の)銀行名や口座番号、名義はもちろんのこと、相手の住所や連絡先、更にはSwiftやIBANといった、口座番号とは異なる所定のコードを入れる必要があります。どれが欠けても手続きはできなくなります。
さらにそれらの情報は窓口に行って手書きで書かなければいけません。無事に手続きが終わったとしてもその日に送金が完了することはまずありません。大体は2-3日、長いと1週間程度はかかってしまいます。

送金手数料が高い

送金のために高い手数料を払う必要があります。銀行によって違いますが、少なくとも数千円の手数料がかかります。

各国によって通貨も違えば送金のシステムも、その管理者(銀行など)は当然違います。そういった異なる国同士で送金や決済をするにはマニュアル作業に依存する部分がまだまだ多いため、手続きが煩雑だったり手数料が高くなってしまうのです。

Stellarのメリット

Stellarは上に書いたような国際送金・決済の不便さを、『分散型の台帳プラットフォーム』という形で解決しようとしています。具体的には以下の特徴があります。

サーバーがネットワーク上で分散されている

一般的な金融システム(銀行のサーバーなど)の場合、データセンターが1,2箇所に集約して管理されているケースがほとんどですが、Stellarの場合は全世界のサーバーに分散させる、言わばクラウドコンピューティング的な考え方をとっています。
仮にどこかのサーバーが倒れても別のサーバー上で引き続きシステムは動くので、リスク管理という点で優れています。分散されることで運用コスト(サーバーの保守や管理等にかかるコスト)も当然安くなるので、既存システムに比べて手数料などのコストが安く済むことが期待できます。

取引が数秒で完結する

取引はStellarのネットワーク上で承認されないと有効になりません。
この辺はビットコイン他、ブロックチェーンに共通の特徴ですが、Stellarの場合はこの承認が数秒で完結するため、取引にかかる時間が圧倒的に短くなります。
またネットワークでの承認が行われるため、情報を大量に入れたりする手間もかかりません。

異なる通貨同士の取引が簡単にできる

システムが早かったりしても、通貨の問題は残ります。
Stellarはこの問題も解決しています。具体的には、LumensというStellar内で流通する仮想通貨を媒介にして、例えば日本円をアメリカにUSDで送金する、ということを手軽に実現しています。

国際的な決済や送金は日本にいるとあまり馴染みがないですが、海外では当たり前に行われています。日本でもこれから海外で働く、学ぶということが一般的になるにつれ、利用者や利用頻度が増していくと考えられます。

そのような大きなネットワークの課題を解決しようとしているのがStellarなのです。
コンセプトだけでなく実際に開発も進んでおり、2017年の10月にはIBMとの提携を発表するなど、大企業でも評価・採用される技術になっているのです。

リップルとの違い

Stellarはそもそもリップルから分かれてできたという経緯やその仕組ゆえ、リップルとよく比較されます。コンセプトは似ているのですが、違いが2点あります。

中央集権型か分散型か

リップルはリップル社が運営する中央集権型のシステムですが、Stellarは上記の通り分散型のシステムです。

企業向けか個人向けか

リップルは既存金融機関等に導入されることを目的とした、言わば法人向けのシステムですが、Stellarは個人間の送金や決済に使われることを目的としています。
そのような背景があり、Stellar内で流通するLumensは開発者の持ち分が全体の5%程度に抑えられています。世間への流通量が増えることにより価格が安定し、個人取引のリスクが少なくするようにされています。

まとめ

Stellar(Lumens)に投資するメリットとしては、以下の点があります。

・解決しようとしている課題やそのマーケットが大きい
・ユーザー目線で実際に便利な仕組みである
・大企業からの評価が高く信頼できる

最近流行りのFintechのひとつ、と捉えることもできそうです。

Stellar(ステラ)の時価総額

802億円(2017/11/23現在)

Stellar(ステラ)の対日本円レート

4.53円(2017/11/23現在)

Stellarを扱っている取引所

残念ながら日本の取引所では取扱がありません。BittrexやPoloniexなど、海外の取引所で購入できます。

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