今回はネムというアルトコインについて取り上げます。日本でもZaif(ザイフ)が開発しているmijinというブロックチェーンがこのネムの技術を基にしていることから知られています。
ネムとは?
・ネムはもともとNew Economy Movement(新しい経済運動)の略称でしたが、それがそのままNEM(ネム)という固有名詞として定着しています。元々は新しい経済圏の創出を目標としてはじまった仮想通貨(暗号通貨)のプロジェクトです。
・ネムの大きな特徴は上記のコンセプトをベースにしたProof of Importanceという独自のアルゴリズムを持つことです。
・PoI(Proof of Importance)のアルゴリズムでは、ネムの経済圏に対してより大きな「重要度」を持つユーザーがブロックを生成し、報酬として基軸通貨であるコイン(XEM)を得る確率が高くなるとされています。この重要度は、大きく言うとアカウント内の残高と取引数の多さの2つによって決まっていると言われています。ただ残高が多いだけ、(知己のアカウント同士などで)不正に取引数を増やせばいいというものではなく、実際にこのようなアカウントが重要度が高くなることはないそうです。
・あくまで公平性などを考慮し、マイニングのように資金力があるプレーヤーが富を独占してしまう、などということがないようになっています。ちなみに報酬を得る、ビットコインで言うマイニングをネムではハーベスティングと言います。
ネムの時価総額
305,869,972,241円(2017/9/2現在)
ネムの対日本円レート
34円(2017/9/2現在)
ネムを扱っている取引所
coincheck(コインチェック)
Zaif(ザイフ)